カモたちの暮らしを守る「ふゆみずたんぼ」

鴨池で冬を越す多くのカモたち。
カモたちの食べ物は、稲刈りの時に出た落穂や、刈り取った後に出て来た稲の二番穂、雑草の種や根っこなど。
それを平べったいくちばしを利用して水と一緒に口に入れます。両側に細かい突起のある舌と、くちばしの内側にあるぎざぎざの板歯(ばんし)で水をこしとり、餌だけをのみこみます。水がないと、カモたちはうまくえさをとることができません。

そこで加賀市と鴨池観察館では周辺の農家のみなさんにお願いして冬の間の数ヶ月にたんぼに水をためてもらっています。
2014年2月には加賀市柴山町で「ふゆみずたんぼフォーラム」が開催され、各地の事例報告や交流がおこなわれました。
さらに、観察館では簡単で取り組みやすい「あまみずたんぼ」を提唱しています。「あまみずたんぼ」についてのパンフレットは こちら(PDF:2.6MB) をご覧下さい。

たんぼに来るカモたち

夜のたんぼに来たカモ


水を溜めてもらったたんぼに夜行くと、カモたちがたくさんいます。

この写真はライトで照らして撮影していますが、これを毎日すると来なくなってしまいます。
農家の方は、夜になるとたんぼに近くまでいって耳を澄まし、声やエサを食べる時の水音を聞いてちゃんと来ていることを確認してくれています。

たんぼにカモは来てますか?

たんぼに残ったカモの羽


夜にたんぼに行けなくても、カモが来ていることを確認する方法があります。

カモたちが水が浅いところを歩くと、水かきがある足跡がつきます。
また、カモがはづくろいをして抜けた羽が、たんぼのあちこちに落ちていることもあります。
そういった、カモたちがいた痕跡を探すことで、ほんとにカモが来てくれているんだと喜び「ふゆみずたんぼ」の枚数を増やしてくれた方もいます。

皆さんの近くのたんぼにはカモは来てますか??