両生類

有尾目

イモリ

学名: Cynops pyrrhogaster
全長: ♂70〜115mm ♀80〜140mm
生態: 鴨池では2000年まではよく確認されたが、2001年からぱったりと記録がなくなっている。
その後は2007年と2010年に一度づつ記録があるので、全くいなくなったわけではないようだが、今後はどうなるのか分からない。

原因としてはいなくなったのと同時期に確認数が増えた、アライグマが食べたのではないかという話がある。
イモリはフグ毒でもあるテトロドトキシンを持っているが、洗うように地面にこすり付けて毒をすべて吐き出させた後で食べるらしい。

無尾目

アズマヒキガエル

学名: Bufo Japonicus
全長: 43〜162mm
生態: イモリと同じく2001年から記録が少なくなっている。

今年はちょうど今日(2014年4月8日)早朝に道を歩いている姿を見つけることができた。
細々とだが生き続けているようだ。
減ってしまったのはやはりアライグマが原因だろうか。ブフォトキシンという毒をだすが、アライグマは洗ってたべるらしい。

産卵の時期に一斉に池に集まってきて「カエル合戦」と呼ばれるメスの奪い合いが繰り広げられる。

ニホンアマガエル

学名: Hyla japonica
全長: ♂22〜39mm ♀26〜45mm
生態: 日本で最も有名なカエルの一つだと思われる。
緑の体と目の前に伸びる黒い条線が特徴。体の色は周りの環境によって茶色へと変化し、茶色のときはまだら模様が浮かび上がる。
また、ほかのカエルと比べると鼻が短い。顔の大きさに対して目が大きいのでとてもかわいらしく見える。(嫌いな人以外には)

名前の通り雨が降るとよく鳴き、鴨池では冬でも暖かい日に雨が降ると鳴くことがある。

日中は決まった場所で休むことが多く、壁の隙間など同じ場所で毎日みられる。

ニホンアカガエル

学名: Rana japonica
全長: 34〜75mm
生態: 体は鮮やかな橙色から赤みがかった茶色で、指に吸盤がない。
他のアカガエルとは、背側線(鼻先から腰まで伸びる二本の線)が曲がらないことで見分けられる。

地上性のカエルで足が速く、草むらに逃げ込まれるとそのまま見つからない時もある。

産卵がとても速く、地域によっては12月から始まる。鴨池では大体3月ごろに産卵が行われる。

トノサマガエル

学名: Rana nigromaculata
全長: ♂55〜80mm ♀60mm〜90mm
生態: アカガエルの仲間で吸盤がない地上性のカエル。
雌雄で色が違いオスは金色から緑で班が薄く、メスは顕著な班がある。

大きな餌も食べ多種のカエルも食べるので、観察館で飼育するときもほかのカエルと一緒には入れられない。

基本的には背中線(鼻先からお尻まで続く一本の線)があるのだが、北陸には「高田型」と呼ばれる背中線がない個体がいる。
鴨池でも背中線が薄い個体が見つかっている。

ウシガエル

学名: Rana catesbeiana
全長: 111〜183mm
生態: 外来種。
アメリカ原産で、食用になるとして大正7年(1928年)より輸入され養殖された。
世界中で繁殖しており、貪欲な食欲と強い環境適応力により、在来のカエルがいなくなってしまったところもある。
世界の侵略的外来種ワースト100に指定されており、国内では特定外来生物に指定されているため、環境省の許可なしでは飼育できない。

幼生(オタマジャクシ)で越冬し、120mm〜150mmまで成長する。
小さいままでカエルに変態するヒキガエルとは対照的。

モリアオガエル

学名: Rhacophorus arboreus
全長: ♂42〜60mm ♀59〜82mm
生態: 木の上に卵を産むことが有名なカエル。
珍しがられて場所により天然記念物にも指定されているが、そこまで珍しいわけではない。

同じアオガエル科のシュレーゲルアオガエルとよく似ているが、サイズが大きいこと、光彩が赤みがかっていること、肌の質感が違うこと、後肢の水かきが発達していること、吸盤が大きいことで区別できる。
地域により体に斑紋が入るが、鴨池や加賀市内のものは無斑型。

「ゴリリリリリ ゴリリリリリ ゴッゴッゴッゴッ」と聞こえる声で鳴く。

シュレーゲルアオガエル

学名: Rhacophorus schlegelii
全長: ♂30〜43mm ♀40〜55mm
生態: たんぼによくいるカエルだが、よくアマガエルと間違えられている。
穴を掘って鳴き、卵も穴の中に産むので一般の人の目につきにくいのかもしれない。

シュレーゲルという名前がついているが在来種。名の由来はオランダの王立博物館館長に献名されたもの。
「コリリリリリ コリリリリリ」と高い声で鳴く。離れて聞くと美しい声だが、いざ家で飼育するととてもうるさくて眠れなくなる。